矯正治療の種類
お子さんの咬合誘導から、大人向けの部分矯正まで幅広い症例に対応しています。
咬合誘導自由診療
お子さんの顎の成長を促します
お子さんの永久歯がきれいに生えそろうように、1歳半頃から歯並び相談を受け付けています。咬合誘導は、取り外しのできるマウスピースをご自宅で装着していただくことで、顎の成長を促していく治療法です。成長が終わってから矯正治療をするよりも早くきれいに歯並びを整えることができ、後戻りも起こりにくくなります。
※症状によっては適応できない場合があります。
ワイヤー矯正自由診療
歯に装置を取り付け、そこにワイヤーを通して歯を整えるオーソドックスな治療法です。
歯に取り付ける装置やワイヤーは、さまざまな種類をご用意しています。
● 装置
- クリアブラケット
- 透明(歯の色)に近いブラケットで、金属製のブラケットより目立ちにくく、他の人から気づかれにくいのが特徴です。
- ホワイトブラケット
- クリアブラケットより目立ちにくく美しい、ホワイトブラケットも取り扱っております。
● ワイヤー
- シルバーワイヤー
- ブラケットに通して歯並びを整える銀色のワイヤーです。
- ホワイトワイヤー
- シルバーワイヤーの表面を白色でコーティングした目立ちにくいワイヤーです。人と接する機会の多いお仕事をされている方、また若い女性の方などに人気があります。
※矯正装置の装着中は、むし歯や歯周病のリスクが高まります。適切なお口のケアを心がけましょう。
マウスピース型矯正装置自由診療
マウスピースタイプの取り外しができる透明な矯正装置です。2週間ごとに「アライナー」と呼ばれる透明なマウスピースを交換しながら、少しずつ歯を動かしていきます。
この装置の最大のメリットは、装置を歯に固定させる必要がないということです。目立ちにくいので、治療していることを他人に気づかれにくいです。また、食事やブラッシング中は装置を取り外せるため、普段と同じように生活ができます。
※完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
矯正治療に伴う一般的な
リスクや副作用について
- ① 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間〜1、2週間で慣れることが多いです。
- ② 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- ③ 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力か非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- ④ 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメインテナンスを受けたりすることが重要です。 また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
- ⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
- ⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- ⑧ 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- ⑨ 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- ⑩ 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- ⑪ 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
- ⑫ 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- ⑬ 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- ⑭ 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- ⑮ 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
- ⑯ あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- ⑰ 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。 その場合、再治療等が必要になることがあります。
- ⑱ 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
矯正治療の流れ
-
Step 1 初診・相談
歯並びで気になるところや困っていることなどおうかがいし、実際に見てチェックいたします。
-
Step 2 検査
レントゲン撮影や歯の型取りなど、治療計画に必要な検査を行います。
-
Step 3 診断・相談
検査結果をもとに、診断や治療計画・方法のご説明を行います。また、治療期間や治療費についてご提案いたします。
-
Step 4 治療開始
ご同意いただいた治療方法に沿って、矯正装置を装着いたします。ご自宅でのお手入れ方法をお伝えします。
-
Step 5 治療経過観察・調整
定期的に装置を調整し、お口の中の状態を確認します。
※治療期間は、症状によって異なります。
-
Step 6 治療終了・保定期間開始
歯並びやかみ合わせが整ったら装置をはずし、動いた歯が戻らないように保定装置を使って「保定」をします。3か月に1度ほどの頻度でご来院いただき、状態を確認します。
-
Step 7 保定期間終了・治療完了
動いた歯が安定できたことが確認されたら治療終了です。
その後は、定期的に検診を受けて整った歯並びを維持しましょう。
料金について
患者さんの症状や装置の種類によって料金が異なるため、ご相談時にご説明させていただきます。
※矯正治療は自費治療のため、医療費控除の対象になります。
>> 医療費控除についてはこちら